メキシコ：El Boleo多金属鉱山、更なる追加投資が発生

　2016年1月8日付け業界紙等によると、加Baja Mining社(本社：バンクーバー)は、同社と韓国コンソーシアム(韓国鉱物資源公社(KORES)が筆頭)とが1:9の割合で出資しBaja California Sur州に保有するEl Boleo多金属鉱山に関し、2016年に更なる追加投資が必要となる旨を明らかにした。

　同社によると、2015年1月に銅生産を開始したが、1年目の銅生産量は7,319 tであり、年度当初に計画した生産量20,000 tを大幅に下回り、また、最終的に修正した計画生産量である7,500 tも未達となった。一方、最新の計画では、亜鉛の生産開始を同年12月、コバルトの生産開始を2016年1月と予定していたが、現在亜鉛、コバルト共に生産工程のテストを実施しており、生産開始が2016年2月へとずれ込む見通しである。このため、新たに追加投資が必要とされている。

　なお、同鉱山に関しては、これまでに技術的問題や労働者雇用に関する問題等により、当初計画に比べ大幅な追加投資が行われてきた。