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ニュース・フラッシュ

2016年1月18日 ジャカルタ 山本耕次

インドネシア:政府が国営企業持ち株会社を設立予定

 2016年1月9日付地元メディアによると、国営企業大臣官房は2016年末までに、国営企業の持ち株会社を設立する考えだという。2016年1月9日に国営企業大臣Rini Soemarno氏が明らかにし、持ち株会社のスキームを策定する委員会を設置した。持ち株会社に統合されるのはIDX上場鉱山会社PT Aneka Tambang、PT Bukit Asam、PT Timah、PT Indonesia Asahan Aluminiumの4社。上記4社の統合により、各社の強みとポテンシャルを相乗効果により強化、ファイナンス規模を拡大することで国家予算への依存を断ち切る予定。

 同大臣はまた、持ち株会社の設立は下流分野の構築を通して鉱業製品のより大きな価値を創造するという国家の目的の一部を構成するものである、と述べた。

 国営企業間の協業として、PT Bukit Asamは2×40 MWの石炭火力発電所建設に関する協定書をPT Aneka Tambangと締結した。建設は2018年に完了する見込みで、北マルク州東ハルマヘラ県に計画されているフェロニッケル製造プラントに電力を供給予定である。

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