ニュース・フラッシュ
2016年1月20日
北京
森永正裕
中国:中国国内初のレアアース製品取引所、2015年取引量は5倍以上増加
安泰科によれば、国内初のレアアース製品取引所である包頭レアアース製品取引所の2015年各種レアアース製品取引量は22.7万tに達し、2014年の5.49倍近くに上った。
包頭レアアース製品取引所は2014年3月に開業されて以来、レアアース酸化物、金属、合金材料等各種レアアース製品取引量が急増しており、2014年の取引量は3.5万t、取引額56.72億元であった。2015年に入ると、取引量は急騰し、年間の取引額は240億元以上となった。
中国国内関係省庁は、2011年に包頭レアアース製品取引所の設立を承認した。レアアース市場の取引秩序の規範化、レアアース取引価格設定は透明性を促進する。包頭レアアース製品取引所は国内初の全国的なレアアース製品現物電子取引プラットフォームで、設立以降、国内外のレアアース生産企業や取引業者等会員企業が100社以上に達した。
包頭レアアース製品取引所は、国家物資備蓄調整センターと中国北方レアアース(集団)ハイテク株式有限公司、五鉱希土有限責任公司、厦門タングステン業株式有限公司等13社企業及び機構が共同出資により設立したもので、国内大手レアアース製品企業が含まれている。