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ニュース・フラッシュ

2016年1月22日 リマ 迫田昌敏

ペルー:エネルギー鉱山省が2015年末までの鉱業インターンシップの経過報告

 2016年1月20日、エネルギー鉱山省は、2011年の鉱業インターンシップ制度(Pasantías Mineras)開始から2015年末までの研修プログラムにより、全国19州のコミュニティ指導者2,915名が持続的鉱業に関する無償の研修を受講したことを明らかにした。

 2015年単年では611名の研修を実施した。全ての参加者は、鉱業活動地域や、将来的な鉱業活動が計画されている集落や農民コミュニティに所属している。プログラムの目的は鉱業プロジェクトを社会に周知し、コミュニティ、国家、企業の間の対話を促進することにある。2,915名の参加者のうち、842名はリマで実施された31回の研修プログラムに、2,073名は現地各地のプログラムに参加した。

 リマにおける研修プログラムは15日間の日程で実施される一方、地方では4日間で実施されている。双方とも、能力開発、鉱業に関する基礎知識、鉱業関連法規、鉱業と環境、コミュニティとの関わり等の項目を網羅するプログラムとなっている。最も参加者の多かった州はPuno州(576名)で、次にCajamarca州(455名)、Lambayeque州(313名)、Ancash州(269名)、Amazonas州(248名)、Apurimac州(205名)等と続いた。

 その他にもArequipa州、Ayacucho州、Cusco州その他の研修生が参加した。なおエクアドルからも4名が研修に参加した。本プログラムについてVillegas鉱業総局長は「近代的な鉱業活動を周知するだけでなく、自治体やコミュニティ指導者らの能力強化を通じた、地元における開発計画策定を目的としている」と説明する。2016年も同省は本研修を継続する計画である。

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