ニカラグア：加B2Gold社、2015年におけるニカラグアでの金生産量が当初計画を下回る

　2015年1月15日付け業界紙等によると、ニカラグア最大の金生産会社である加B2Gold社(本社：バンクーバー)は、2015年における同国での金生産量が、技術的問題と操業一時停止の影響により当初計画に比べ下回った旨を報告した。

　同社によると、同国に保有するLa Libertad金鉱山の2015年における金生産量は、2015年当初計画の年間金生産量4.2～4.5 t、また、同年Q3に修正した3.7～3.9 tを何れも下回る3.7 tであった。主な要因としては、高品位鉱床採掘への移行の遅延による。

　また、同国に保有するEl Limón金鉱山の2015年における金生産量は、2015年当初計画の年間金生産量1.7～2.0 tを下回る1.6 tであった。主な要因としては、デモ隊による同鉱山及び関連施設へのアクセス道封鎖に伴う操業一時停止と、脱水処理施設の整備遅延による。なお、2016年における年間金生産量見通しとしては、La Libertad金鉱山が3.9～4.2 t、El Limón金鉱山が1.6～1.9 tである。