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ニュース・フラッシュ

2016年1月25日 ジャカルタ 山本耕次

インドネシア:PT Freeport Indonesia社長Maroef氏が辞職の意向

 2016年1月18日付地元メディアによると、PT Freeport Indonesia(PTFI)取締役社長Maroef Sjamsoedin氏は、親会社であるFreeport McMoRan Copper & Gold社(Freeport McMoRan)が雇用契約延長を提案したにもかかわらず、辞職の意向を申し出た。PTFIのスポークスパーソンRiza Pratama氏は、Maroef氏の辞職については認めたが、詳細についてのコメントは拒否した。

 Maroef氏の辞職は、昨年のFreeport McMoRan社創業者の一人であるJames R. Moffett会長の辞任に続くものであり、同社は様々な試練の時を迎えている。

 PTFIは現在、銅の輸出ライセンスの更新を行っており、輸出ライセンスは2016年1月28日に期限切れとなる。インドネシア政府は、輸出ライセンス更新のために、同社に対して様々な必要事項を課しており、これには東ジャワ州Gresikにおける23億US$の銅製錬所建設を含んでいる。PTFIはまた、今年中にインドネシア投資家に10.64 %の株式を売却するという義務の履行を迫られている。同社は先週、インドネシア政府に対し正式な株式売却のオファーを行い、10.64 %の株式に17億US$の売却価格を提示したが、関係者は高く見積もりすぎであると考えている。

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