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ニュース・フラッシュ

鉱種:
鉄鉱石
2016年1月26日 シドニー 山下宜範

豪:Rio Tintoの2015年の鉄鉱石の生産量は増加、2016年も増産の見込み

 2016年1月19日、Rio Tintoは2015年第4四半期の生産実績を発表した。これによると同期の鉄鉱石の生産量は8,720万tであり前期比で1 %増、前年同期比で10 %増であった。また、2015年の通年での鉄鉱石の生産量は3億2,760万tであり、前年比で11 %増となった。

 同社は2016年の生産量は3億5,000万tとすることを見込んでいるが、地元紙は、これまで市場では同年の生産量は3億5,500万tと予想されてきたことから、生産拡大の速度が緩められたとしている。また2015年におけるWA州のPilbara地域の同社の鉱山からの鉄鉱石の生産量は3億990万tであり、前年比で10 %の増加となった。この要因は、インフラの拡張の完了や生産性の向上により、下半期の生産が拡大したためだとしている。

 なお、Citiは、2016年2月に発表予定のRio Tintoの2015年の決算に関し、基礎的純利益(Underlying Earnings)は48.6億US$になると予測している。これは2014年の93.1億US$から概ね半減となる。同じくCitiは2016年のRio Tintoの基礎的純利益は17億US$になると予想している。

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