チリ：Escondida銅鉱山、従業員90名の解雇を発表

　2016年1月28日付けメディア報道によると、1月27日、Escondida銅鉱山は、90名の従業員を解雇することを発表した。鉱山側は、銅価格下落による経営リスクを回避するためのやむを得ない措置であるとしている。解雇に反対する従業員は一時鉱山進入路を封鎖するといった抗議行動を行い、操業率が50 ％に低下した。

　SONAMI(チリ鉱業協会)の調査によれば、鉱業セクターの雇用は2012年10月に261,000人でピークに達したとされるが、INE(チリ国家統計局)の最新の雇用統計データ(2015年9～11月)によると、鉱業セクターの雇用者数は227,000人となっている。2012年10月以降、34,000人の雇用が失われたこととなる。