ニュース・フラッシュ
2016年1月29日
リマ
迫田昌敏
ペルー:政府、違法鉱業取締りを実施
2016年1月27日付け地元紙によると、1月21日から24日にかけて、Tambopata国立保護区(Madre de Dios州)及びSan Fernando国立保護区(Ica州)において、軍隊や警察隊による違法鉱業の取締りが実施され、違法鉱業活動で利用される発電機やモーターその他機材や化学物質等200万N.Soles(約6,800万円)相当のほか、複数のキャンプ地が破壊された。
Fernandez鉱業合法化・違法鉱業取締り・環境対策案件担当官は、San Fernando国立保護区に関しては2015年3月にも取締りが実施され、100万N.Soles(約3,400万円)相当の機材が破壊されたことを明らかにし、本地域における違法鉱業活動を今回の作戦で100 %根絶したことを願うとコメントした。
この2年間で違法鉱業の活動エリアは自然保護区に及び、Sierra del Divisor国立公園(Loreto州、Ucayali州)、Cordillera del Condor国立公園(Amazonas州)、Huascaran国立公園(Ancash州)、Tambopata国立保護区(Madre de Dios州)及びSan Fernando国立保護区(Ica州)に侵入している。検察庁は、今後特に自然保護区を中心に取締りを強化する方針を示している。