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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2016年2月1日 メキシコ 縄田俊之

メキシコ:国際シアン化合物管理協会、加Goldcorp社El Sauzal金鉱山に対し初の閉山証明書を発出

 2016年1月28日付け業界紙等によると、国際シアン化合物協会(ICMI)は、加Goldcorp社(本社:バンクーバー)がChihuahua州に保有するEl Sauzal金鉱山に関し、2015年5月から開始した同鉱山の閉山作業の結果、同鉱山にシアン化合物が存在しないことが確認されたことから、国際シアン化合物管理コード(ICMC)を受けた鉱山としては世界で初となる閉山証明書を発出した旨を発表した。

 ICMIによると、同社が閉山計画に基づき同鉱山から国際シアン化合物管理コード(ICMC)に規定されているシアン化合物を完全に除去したことをICMIが認定するため、独立した監査チームが審査を実施した結果、同鉱山からシアン化合物が完全に除去されたことを確認した。

 一方、同社によると、従前同鉱山の金抽出過程全てにおいて、品質と安全の確保を実施するうえで最高水準を維持し、また、今回の一連の閉山作業においてもシアン化合物の完全除去を完遂したことから、ICMIにより世界で初めて認定されたと認識している。

 なお、同鉱山は2008年にメキシコでは初めてICMCの認可を取得した鉱山であり、2011年、2014年にそれぞれ認可の更新を行ってきた。また、同社は、金生産企業としては世界で最初にICMCの認可を取得した企業である。

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