英国：WPIC予測、2021年にかけて白金25万oz/年平均の供給不足へ

　世界白金投資評議会(World Platinum Investment Council, WPIC、本部ロンドン)は、2016年1月29日に2021年までの需給見通しを発表した。報告書によれば、2021年にかけて年平均25万ozの供給不足となり、強気な価格見通しをサポートするとしている。

　需要サイドでは、世界のトラック市場が次の5年間で倍増し、自動車触媒向け需要が拡大するとの見通しを示し、また宝飾品向け需要も年平均1 ％成長を予想している。供給サイドでは、白金価格が低迷を続ければ、主要生産者の更なるCAPEX削減に影響し、減産傾向が維持され、深刻な状況が継続するとしている。