ニュース・フラッシュ
2016年2月1日
ジャカルタ
山本耕次
インドネシア:PT Koba Tinのコンセッションオークションには国民議会の承認が必要
2016年1月23日付地元メディアによると、かつてPT Koba Tinがバンカ・ブリトゥン州に所有していた錫コンセッションに関し、インドネシア政府は投資家に対してオファーができない状況にあるという。当該コンセッションは現在国が管理している状況にある。
エネルギー鉱物資源省鉱物石炭総局長のBambang Gatot Ariyono氏によると、当該コンセッションを新規投資家にオファーするためには、先ず国民議会の承認が必要になるという。
PT Koba Tinはかつてバンカ・ブリトゥン州で錫の採掘を行っており、2013年9月に鉱業事業契約の期限を終えた後、41,344.26ヘクタールに渡るコンセッションをインドネシア政府に返還した経緯がある。なお、国営錫鉱山公社PT Timah Tbkは昨年、バンカ・ブリトゥン州政府とジョイントベンチャー(JV)を形成し、同コンセッション取得の動きを見せた。しかし、政府の姿勢が定まらないため、同JVは後に解消されることとなった。


