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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2016年2月22日 バンクーバー 山路法宏

加:Barrick社、金生産量の拡大に向けて最大総額20億US$の初期資本支出を検討

 2016年2月22日、加Barrick Gold Corporation(Barrick社)は、米国NV州に位置するCortez鉱山、Goldrushプロジェクト、Turquoise Ridge鉱山(Barrick社権益75 %)、およびペルーのLagunas Norte鉱山の4プロジェクトに関して、拡張や鉱山開発による金生産の加速や増産の可能性を調査した結果を発表した。全プロジェクトを実施した場合には最大で総額20億US$の初期資本支出に上る。

 Cortez鉱山では、既に許認可を受けているCortez Hills坑内掘り鉱山において、その下部に賦存するDeep South鉱化帯への拡張を計画しており、153百万US$の初期資本支出で2022~2026年において年間30万oz(約9.3 t)の生産量増加が見込まれている。また、Cortez Hills鉱山から6キロメートルに位置するGoldrush鉱床の開発では、10億US$の初期資本支出で2021年から21年のマインライフで年産44万oz(約12.4 t)の金生産が期待されている。

 その他、Turquoise Ridge鉱山における坑内掘りの拡張では、初期資本支出300~325百万US$(権益100 %ベース)で年間約22万oz(約6.8 t)の増産、ペルーのLag鉱山における難処理鉱の処理プロセスの導入によるマインライフの延長では、初期資本支出640百万US$で2021年から5年間、年間24万oz(約7.5 t)の生産延長がそれぞれ見込まれている。

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