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- 金 ベースメタル
豪:産金企業のNorthern Star社、高コストの鉱山を売却して新規投資を行う見込み
2016年2月17日、産金企業のNorthern Star Resources(Northern Star社)は、WA州に位置する坑内掘りの金鉱山であるPlutonic鉱山の売却手続きを正式に開始する決定を行なったと発表した。
地元紙によれば、同鉱山は、同社の5つの金鉱山の中で生産コストが最も高く、同鉱山は前年度に79,000 oz(2.5 t)の金の生産を行なったが、生産コスト(all-in sustaining cost)は1,550 A$/ozであった。同鉱山は1990年から生産を開始し、Northern Star社は2年前にBarrick Gold社から2,500万A$で取得した。Citi社のアナリストのTrent Allen氏は、Northern Star社はPlutonic鉱山の売却益により、より利益の大きな鉱山を取得するか、又は同社が60 %の権益を得る予定のTanami金プロジェクトの施設改修を行うのではないかと見ている。
同氏はPlutonic鉱山の価値を4,300万A$と評価している。Northern Star社は2015/16年度において探鉱及び拡張に対して7,400万A$を支出し、2017/18年度には生産量を700,000 oz(21.8 t)とする目標を掲げている。