豪：OZ Minerals社、Carrapateena銅―金鉱山の開発と自社株買いの実施を発表

　2016年2月26日、OZ Mineral社はSA州におけるCarrapateena銅―金鉱山開発プロジェクトの計画を発表すると共に、自社株買いを実施することも発表した。

　同社はCarrapateena鉱山の開発計画について、複数の案の中から最も小規模な計画を選択した。この結果、同鉱山の開発費は7億7,000万A$とし、現有及びProminent hill銅鉱山から得られるキャッシュを充てることとした。最終投資決定は2017年の第1四半期を予定し、2019年までに生産を開始する予定である。

　最初の3年間は年間55,000 tの銅及び年間58,000 oz(1.8 t)の金の生産を行い、20年以上のマインライフにおいては平均で年間40,000 tの銅及び年間38,000 oz(1.2 t)の金の生産を行う計画である。また、同日、OZ Minerals社は株主の要望を踏まえて6,000万A$分の自社株買いを実施することも発表した。

　同社の一部の株主は、中国経済の不確実性等を理由として新規の鉱山開発への投資に反対しており、キャッシュを自社株買いに充てるよう働きかけていた。地元紙によれば、OZ Minerals社のAndrew Cole CEOは、健全なキャッシュバランス及びCarrapateena鉱山の開発の費用を低く抑えたこと等により、自社株買いを決定したと述べた。また株主への配当も継続すると述べた。