ニュース・フラッシュ
2016年3月7日
ジャカルタ
山本耕次
インドネシア:鉱業ロイヤルティの引き上げを計画
2016年3月1日付地元メディアによると、エネルギー鉱物資源省(MEMR)は、鉱山内に製錬所をもたず、鉱石を国内製錬所に供給する鉱山に対し、ロイヤルティの引き上げを計画しているという。
製錬所ライセンスは工業事業許可(IUI)と呼ばれており工業省から発行されているが、製錬所を伴う鉱山の鉱業ライセンスはMEMRから発行されている。
MEMR鉱物石炭総局長Bambang Gatot Ariyono氏は、「製錬所に鉱石を供給している鉱山の鉱石ロイヤルティは、鉱石の市場価格をベースにして決定されているが、製錬所を有する鉱山のロイヤルティは最終製品の市場価格を基に決定されている。製錬や加工が進んだ製品の価格がより高価であることを考慮すると、後者のロイヤルティが高額となる」と述べた。
同氏は、インドネシア政府がこのような不均衡を是正する計画があると述べたが、詳細については語らなかった。