ニュース・フラッシュ
2016年3月14日
メキシコ
縄田俊之
メキシコ:メキシコ鉱業投資の魅力が低下
2016年3月10日付け業界紙等によると、カナダの民間調査機関であるFraser Institute社が毎年発表するAnnual Survey of Mining Companiesの2015年版において、メキシコの投資魅力度指数(Investment Attractiveness Index)が2014年の75.96から68.93へと低下し、世界の国と地域における順位も2014年の24位から37位へと大幅に低下した旨が報告された。
同報告におけるメキシコに係る個別分析については、政策認識指数が2014年の72.90から2015年は71.14へと、同じく順位も100位から112位へと下げたほか、ベストプラクティス鉱物ポテンシャル指数が0.78から0.68へと、同じく順位も13位から34位へ下げ、また、現在の鉱物ポテンシャル指数も0.51から0.48へと、同じく順位も31位から35位へと下げた。
なお、同社が同報告を作成するに際し、業界関係者に対しアンケートした結果、特筆すべき事項としては、2013年10月末にメキシコ議会にて可決、承認され、翌2014年1月に施行された鉱業特別税、貴金属鉱業特別税等の影響、政府当局による鉱業関係法令の不確実さ、歴史的なエヒードによる土地問題等が挙げられている。
