中国：豫光金鉛、国内初の廃棄蓄電池の標準回収ネットシステムを構築する見込み

安泰科によれば、河南豫光金鉛株式有限公司の楊安国董事長は、2016年廃棄バッテリー汚染対策技術政策及び回収システムの構築検討会に参加し、全国的な標準回収ネットシステムを築く予定で、9.08億元を投入する見込みと述べた。16年間の成長を通じて、豫光の廃棄蓄電池年間処理能力は54万tに達し、世界的にも廃棄蓄電池の処理能力最大な企業となった。

中国有色金属工業協会再生金属部会のデータによると、2015年国内再生鉛生産量は約155万tで、対前年比3.1％減少した。再生鉛の生産量は鉛総生産の40％を占め、2014年より2％増加した。世界市場の鉛価格は低下し、廃棄鉛酸蓄電池の回収価格は高止まりしているため、再生鉛企業の生産コストは高く、利潤額も次第に減少しつつあり、数多くの再生鉛企業は欠損状態になった。現在、国内企業は全国的な廃棄蓄電池回収ネットを築いていない、標準的地域的回収ネットワークも築いていない状況である。