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ニュース・フラッシュ

2016年4月1日 リマ 迫田昌敏

ペルー:Hochschild社の2015年生産実績

2016年3月10日付け地元紙によると、Hochschild Mining社(本社:リマ、ロンドンベース)が、2015年生産実績を発表した。このうち、ペルー関係分については以下の通り。

Arcata鉱山(Arequipa州)では、銀5,613千oz(約175t、前年比-3.7%)、金15.67千oz(約487㎏、前年比-7.2%)を生産。10,000m以上の周辺探鉱ボーリングにより期待以上の高品位銀鉱床を把握した。2016年は引き続き7,000mのボーリングを計画している。

Pallancata鉱山(Ayacucho州)では、銀3,664千oz(約114t、前年比-44%)、金16.42千oz(約511㎏、前年比-33%)を生産。採掘鉱脈の変更過渡期にあたり、採掘量を半減させていることが大幅な減産の理由。2016年後半に新鉱脈からの産出が期待されている。

2015年8月に商業生産を開始したInmaculada鉱山(Ayacucho州)では、2015年末までに、銀2,055千oz(約63.9t)、金84.64千oz(約2.63t)を生産した。設計能力3,500tpdの処理プラントは順調に稼働しており、2015年第4四半期には3,850tpdでの操業を行い、目標に近い、金93.7%、銀87.9%の回収率を達成した。2016年は地表調査及び7,000mの探鉱ボーリングが計画されている。

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