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ニュース・フラッシュ

鉱種:
リチウム レアメタル
2016年4月4日 シドニー 矢島太郎

豪:Galaxy Resources社、WA州Mt Cattlinリチウム鉱山の生産再開

2016年4月1日、Galaxy Resources社(Galaxy社)は3月31日からWA州Mt Cattlinリチウム鉱山の生産が再開されたことを発表した。Galaxy社は2009年から同鉱山の操業を開始したが、輸出先の中国国内におけるリシア輝石化学処理プラントの処理能力が向上しなかったため、2012年7月から操業を休止していた。

現在、Galaxy社は豪州のGeneral Mining社(GM社)とJVを実施しており、GM社は2,500万A$を拠出することにより、同鉱山の50%の権益を取得することができる。GM社は2015年12月31日までに同鉱山の生産再開のために700万A$を拠出し、さらに2016年3月31日までに同鉱山からの採掘と鉱石処理の開始を達成したため、4月中に同鉱山の14%の権益を取得する。

同鉱山には破砕済み鉱石が既にストックされているため、これから5週間は主にストックされている鉱石の精製プロセス(fine circuit)が実施される。Dowlingピットからの鉱石の採掘も開始されており、6月以降に鉱石破砕処理(coarse circuit)が開始される予定である。最初のリシア輝石、タンタライト石の精鉱は7~8月に出荷予定である。

同鉱山は徐々に鉱石採掘量を増加し、6月末から80万t/yのペースで鉱石の採掘を行い、リシア輝石を11,500t/yを17年間にわたり生産する予定である。

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