ニュース・フラッシュ
2016年4月4日
ジャカルタ
山本耕次
インドネシア:大統領、鉱山事故に関して管理を強化するよう関係大臣に命令
2016年3月24日付地元メディアによると、ジョコ・ウィドド大統領は地方における小規模鉱業活動に関して管理を強化するよう、環境林業大臣及びエネルギー鉱物資源大臣に命令を出した。ジョコ大統領は、巨大な坑口やクレーターが残された鉱山跡地において、事故によって多くの人命が失われていることを知ってこの命令を出したとのこと。
最近発生した事故として、東カリマンタン州Kutai KertanegaraにおけるPT Bukit Baidai Energiによる採掘跡地でのものがあり、2名の人命が失われた。犠牲者はいずれも15歳の少年であり、石炭の採掘が終了した跡地に充満した水でおぼれたものと思われている。過去5年間、同様の事故が東カリマンタン州で続発しており、少なくとも20名の犠牲者が確認されている。
ジョコ大統領は声明において、鉱業許可というものは操業時において厳しい管理責任が伴っているものであることを強調した。