チリ：CODELCO、El Teniente銅鉱山生産量維持のための新規開発プロジェクトに10億US$投資

2016年5月9日付けメディア報道によると、CODELCOは、新規レベル開発プロジェクトが遅延しているEl Teniente銅鉱山に関して、約45万ｔ/年の銅生産量を維持するために、総額10億US$を投資して、Dacitaプロジェクト（投資額2.44億US$）、Pacifico Superiorプロジェクト（2.23億US$）、Recurso Norteプロジェクト（4.85億US$）といった3つの銅鉱床開発プロジェクトを進めている。El Teniente鉱山の新規レベル操業開始予定は2020年とされている。

3つのプロジェクトのうち最も進展しているものは2015年12月に操業を開始したDacitaプロジェクトで、可採鉱量は約39百万ｔである。Pacifico Superiorプロジェクトは2016年末、Recurso Norteプロジェクトは2020年ごろにそれぞれ操業を開始する予定である。また、CODELCOは、新規レベル開発プロジェクトの遅延による生産量への影響を軽減するために、これらの3つのプロジェクト以外に、新しいプロジェクトの実施検討調査を行っている。