ニカラグア：加B2Gold社、ニカラグアでの鉱業活動でコスト削減

2016年5月12日付け業界紙等によると、ニカラグア最大の金生産会社である加B2Gold社（本社：バンクーバー）は、ニカラグアでの鉱業活動においてコスト削減を推進した結果、同社の連結決算において本年Q1の鉱山操業コストとしての全維持コスト（AISC）が、前年同期と比べ217US$減（対前年同期比20％減）の874US$/ozであった旨を報告した。

同社によると、同国に保有するLa Libertad金鉱山に関し本年Q1におけるAISCは、前年同期の1,213US$/ozから1,043US$/ozへと削減した。主な要因は、品位の向上による生産量増加と、鉱山周辺の地域コミュニティに対する開発支援実施を本年末まで延期したことによる。なお、同鉱山の本年Q1における金生産量は0.9tで、本年の金生産量は3.9～4.2tを計画する。また、同国に保有するEl Limón金鉱山に関し本年Q1におけるAISCは、前年同期の1,356US$/ozから1,127US$/ozへと削減した。主な要因は、高品位鉱床での採鉱による。なお、同鉱山の本年の金生産量は1.6～1.9tを計画する。