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ニュース・フラッシュ

2016年5月17日 リマ 迫田昌敏

ペルー:Focus ventures社がBayovar12リンプロジェクトのプレFSを更新

2016年5月16日、Focus ventures社(本社バンクーバー)がBayovar12リンプロジェクト(Piura州)のプレFSを更新した。

同社の発表によると、同プロジェクトは、割引率7.5%とした場合、税引き後正味現在価値458.3百万US$、内部収益率26.4%と試算された。当初の試算値である、正味現在価値252.9百万US$、内部収益率17.2%を上回っている。更新された試算には、当初の2つの小規模処理プラントを1つの大規模処理プラントに変更することや、同社自らが剝土にあたることなども含まれている。変更により、初期投資額も167.7百万US$と、当初見積もりより大きくなるが、投資回収期間は、6.6年から3.9年に短くなる。また、設備維持コストは、230.3百万US$から193.6百万US$に小さくなる。マインライフに変更は無く、20年。

2016年3月に発表されたプレFSによると、本プロジェクトには127百万US$の初期投資が必要であり、年間のリン鉱石生産量は100万t、マインライフは20年となる見通しとなっていることが明らかにされたが、同時に、採掘計画を修正中であり、5月か6月には新たな計画を発表する旨、アナウンスされていた。同社が2016年1月に公表した資料によれば、同プロジェクトの鉱床の推定鉱石埋蔵量は54.7百万t、P2O5品位は12.99%。

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