閉じる

ニュース・フラッシュ

2016年5月20日 サンティアゴ 山本邦仁

チリ:Minera BioLantanidos社レアアース開発プロジェクトに中国企業が関心

2016年5月20日付けメディア報道によると、Minera BioLantanidos社(チリ)が推進するレアアース開発プロジェクト(第Ⅷ州Penco)に、中国企業が関心を寄せている。

5月19日、中国の企業訪問団(CHALCO Aluminium Corporation of China Limited, Grirem Advanced Materials, China Rare Earth and Metals など)がチリを訪れ、Williams鉱業大臣と会談したほか、El Cabritoパイロットプラントの訪問も予定されている。Minera BioLantanidos社を擁するMineria Activaグループ(Larrain Vial)のAndres Susaeta常務取締役は、中国の国営企業ならびに民間企業と戦略的パートナーシップ提携について交渉していることを明かし、資金提供を求めているとしている。

現在建設が進んでいるEl Cabritoパイロットプラントでは、チリで開発された新技術Proceso Cerrado de Desorcion Continua de Tierra Raras(Close Continuous Leaching Process, CCLP)が導入される計画で、レアアース吸着粘土処理能力は毎時200t、年間レアアース生産能力は500~600t。

ページトップへ