中国：鉄鋼、非鉄等ゾンビ企業リストを公表へ

安泰科によれば、中国国有資産監督管理委員会張喜武副主任の話によると、将来3年間で345社の「ゾンビ企業」を処理することを定めたが、企業リストは公表されていなかった。国有資産監督管理委員会は、第1期のゾンビ企業リストをすでに特定し、近々公表する予定である。そのうち鉄鋼と石炭企業の割合が比較的大きい。

これまで中国国務院では、ゾンビ企業はエネルギー消耗、環境保全、品質、安全基準を達成せず、長い間赤字経営をしている生産能力過剰企業を指している。中国工業情報化部の説明によると、既に生産停止または半停止状態にあり、連続欠損で債務超過、主に政府からの補助や銀行からの融資により経営を維持している企業のことを指している。

国有資産監督管理委員会は、ゾンビ企業リストを公表していないが、主に鉄鋼、石炭、セメント、非鉄金属等生産能力の調整問題が深刻化している産業に集中していると見られる。

企業リストの他に、具体的なゾンビ企業処理措置についても注目されている。特に「資金をどこから調達、企業の従業員はどこへ行くのか」という問題をどう解決するのかが注目されている。国有資産監督管理委員会は、具体的な措置を公表していないが、2015年末の情報によると、中国政府は特別基金を設置し処理する。第1期の資金額は300億元に達する見込み。