ニュース・フラッシュ
2016年6月15日
ジャカルタ
山本耕次
インドネシア:Central Omega社がNPIプラント増設を計画
2016年6月15日付地元メディアによると、PT Central Omega Resources(PT COR)は中央スラウェシ州北Morowarliにおける第2ニッケル銑鉄製錬所の建設を計画しているという。建設費用は350mUS$で、第1工場への投資額90mUS$よりさらに巨大な投資額になるとのこと。
PT COR取締役社長Kiki Hamidjaja氏によると、第2ニッケル製錬所の建設は2018年第2四半期に開始予定で、2019年に完成する計画。建設資金のうち30%は自己資金で、70%はインドネシアエクシム銀行からのローンで賄う。建設は中国のMacrolink Groupとのジョイントベンチャーにて行う。PT CORは第1プラント建設で既にMacrolink Groupとパートナーとなっている。
第2プラントで生産されるNPIのニッケル品位は9%で、生産能力は100,000t/年を計画しており、これは第1プラントと同じ能力である。建設費用の上昇の理由として、第2プラントはロータリーキルン電炉方式を採用し、操業に必要な150MW能力の発電所の併設が必要なためである。


