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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2016年7月8日 リマ 迫田昌敏

ペルー:Magellan Gold社がNiñobamba銀プロジェクトに参入

2016年7月4日、Magellan Gold社(本社米国)が、Rio Silver社(本社トロント)のNiñobamba銀プロジェクト(Ayacucho州)の権益50%までを獲得できる法的拘束力のないオプション契約を締結したことを公表した。本契約のLOIのもと、Magellan Gold社側は、4,000mのボーリング調査を含む、3年間で2百万US$の探鉱開発費を直接的間接的に負担することにより、権益50%を獲得できる。ボーリング調査のうち、700m分は2017年11月までに完了させなければならない。さらにMagellan Gold社は、探鉱プログラム終了後、予備的な鉱量見積もりを求められている。
同プロジェクトは、2001年、AngloGold Peru社(AngloGold Ashanti社の子会社)の5孔計861mのボーリング調査により、掘進深度9m以降の掘進長130m間でAg 87g/tの分析品位(DDH-2号孔)や掘進深度23m以降の掘進長96m間でAg 54g/tの分析品位(DDH-4号孔)などの鉱徴を捕捉している。この段階ではまだ真の鉱化作用の大きさが把握できていなかったが、2003年、Bear Creek Mining社が60%のJV権益獲得のために行った8孔計1,001mのボーリング調査により、400m離れて並行する二つの銀鉱化ゾーンが把握された。
2012年、Rio Silver社が行った最新の探査プログラムでは17本のトレンチ調査が実施され、56m間でAu 1.03g/t、Ag 98.9g/t(TR-1)、42m間でAg 131g/t(TR-2)、108m間でAg 62.4g/t(TR-5)などの特筆すべき成果をあげ、さらにTR-1の西側約400mに金銀鉱化ゾーンを新たに発見した。

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