ペルー：Hudbay社、Constancia銅鉱山近傍Pampacancha鉱床探査に54百万US$投資

2016年11月24～25日付け地元紙各紙によると、Hudbay Minerals社（本社トロント）は、Constancia銅鉱山（Cusco州）近傍において2008年に発見されたPampacancha銅・モリブデン・金鉱床のブラウンフィールド探鉱に、54百万US$を投資発表する旨明らかにした。
同鉱床は同鉱山から2㎞の距離に位置しており、採掘は別ピットになるが、開発が実現した際には同鉱山の選鉱プラントや重機等が利用される見通しとなっている。同鉱山の銅埋蔵量は、2012年の技術報告書に示されている数字から34％増加し、2021年まで年産金属量銅11万t、モリブデン1,900t、銀2.77百万oz（約86t）、金68千oz（約2.1t）が維持されると述べている。Pampacancha鉱床は、確定鉱石埋蔵量23百万t（平均銅品位0.52％、平均モリブデン品位142g/t、平均金品位0.298g/t、平均銀品位4.28g/t）、推定鉱石埋蔵量20百万t（平均銅品位0.44％、平均モリブデン品位159g/t、平均金品位0.252g/t、平均銀品位3.74g/t）を持つ。
同社Alan Hair CEOは2016年11月初め、同鉱床の開発のために、2018年にはかなりの投資を行い、操業開始にこぎつけたいと述べている。また同社Del Rio事業開発部長は、同鉱山では、様々な地質調査のほか、ドローンやITの利用をはじめとする技術面での改善に取り組んでいることを明らかにした。