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- 鉱種:
- 金 ベースメタル リチウム レアメタル
豪:Kidman Resources社、WA州金鉱床下部のペグマタイト中にリチウム鉱化作用を確認
2016年7月15日、Kidman Resources社は金鉱床の開発が行われていたMt Hollandエリアの鉱区を取得し、過去にEarl Grey金鉱床で実施されていたRCボーリングの岩石片試料を分析した結果、同金鉱床の下部に胚胎するEarl Greyペグマタイト中に顕著なリチウムの鉱化作用が確認されたことを発表した。同ペグマタイト中では最大1.53%Li2O品位が52mにわたって認められている。同金鉱床は、パースとカルグーリの中間付近に位置するSouthern Crossの付近に位置している。
同エリアには金の露天掘り鉱山跡が存在し、金を対象にした探査が行われていたが、リチウムの分析は行われていなかった。過去に実施されたRCボーリングは金鉱床の胚胎母岩である苦鉄質・超苦鉄質岩を対象として行われていたため、ボーリングが下部に位置するEarl Greyペグマタイトに到達すると掘止めされていた。
同社は今後、ボーリングにより同ペグマタイト中のリチウム鉱化作用の深部への延長と同エリアにおけるリチウム鉱化作用の分布を明らかにしていく予定である。同エリアには既に延長2.2㎞のPrince of Walesと延長6.3㎞のTexasペグマタイトの存在が明らかにされている。