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ジャマイカ:Alumina Partnersの株式、中国・酒泉鉄鋼グル-プに売却
2016年7月20日付け業界紙等によると、露United Company Rusal社(UC Rusal)は、資産最適化、負債削減計画の一環として、同社が保有するジャマイカAlumina Partners(AP)の株式全てを中国・酒泉鉄鋼グル-プ(Jiuquan Iron & Steel Group)に299百万US$で売却する。APは、アルミナ製錬所とボーキサイト鉱山を含めた大型プロジェクトであり、2009年以降、操業停止中であるが、かつてはアルミナ165万t/年、ボーキサイト4.9百万t/年の生産能力を有していた。今後、両社は、AP所有権の円滑な移行に向け、有効期間18か月のコンサルティング・技術サービス契約を締結する予定である。なお、売却を含む契約締結にはジャマイカ政府と中国国家機関による承認が必要となる。
発表資料によると、本合意は酒泉鉄鋼グル-プを中国トップ10のアルミニウム生産企業に押し上げる可能性がある。また、本年6月、ジャマイカ鉱山大臣は、APアルミナ工場は、2017年第1四半期末までには操業を再開するであろうと述べていた。