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ニュース・フラッシュ

2016年7月26日 ジャカルタ 山本耕次

フィリピン:環境天然資源大臣がOceana Gold社の探査許可を取り消す意向

2016年7月24日付地元メディアによると、環境天然資源省Gina Lopez大臣は、Nueva Vizcaya州における豪Oceana Gold Philippines Incの探査許可延長を取り消す見込み。

Nueva Vizcaya州知事Carlos Padilla氏は地元紙の電話インタービューに答え、Lopez大臣が鉱山地質科学局Leo Jasareno局長に対し、同州KasibuのDidipio村での地域住民の「苦しみ」を止めるため、探査許可の延長を取り消すよう求めたことを明らかにした。7月20日のマカティでの会合において、Lopez大臣から同氏に伝えられたという。また同氏によれば、Lopez大臣は既に取り消しの手続きを行った。

2016年3月、鉱山地球科学局はOceana Gold社に対し、同国における大規模鉱業事業契約(FTAA)の5年間延長を付与していた。一方、地元住民や様々な活動家団体が、Oceana Gold社の探査機器搬入を妨害するため、一か月以上、Didipioの街をバリケードで封鎖しているという。

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