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ニュース・フラッシュ

2016年8月5日 リマ 迫田昌敏

ペルー:Cerro Verde鉱山、2016年第2四半期は利益拡大

2016年7月26日に公表されたFreeport-McMoRan社の2016年第2四半期報告などによると、同社53.56%、住友金属鉱山株式会社及び住友商事株式会社21.00%、Buenaventura社19.58%などが出資する現地オペレーターSociedad Minera Cerro Verde社の第2四半期業績は、前年同期の90万US$の赤字から一転、80.8百万US$の利益を計上した。売上高は前年同期の234百万US$から533百万US$に倍増した。平均銅販売単価は、前年同期の2.56US$/lbから2.15US$/lbに減少した。

2015年上半期に864百万US$に達した設備投資は、拡張工事が終了したため、2016年上半期に306百万US$にとどまった。同期の銅生産量は、前年同期の103百万lb(約47千t)から278百万lb(約126千t)に、同期の銅販売量は、前年同期の99.3百万lb(約45千t)から264百万lb(約120千t)にそれぞれ増加した。同期の販売先はアジアが76%を占め、北米8.5%、欧州8%、南米7.5%と続く。

Buenaventura社によれば、2015年第4四半期に完了した12万tpdから36万tpdへの粗鉱処理能力の増強工事により、2015年に銅約28万tを生産した同鉱山は、2016年年間で銅50~55万tを生産する見通しになっている。

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