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ニュース・フラッシュ

2016年8月5日 リマ 迫田昌敏

ボリビア:2016年第1四半期の鉱業ロイヤルティ収入は前年同期比12%減

2016年8月2日付け地元紙によると、ボリビアの2016年第1四半期の鉱業ロイヤルティ収入は、前年同期の31.4百万US$から18%減の25.8百万US$となった。Oruro県、Potosi県とLa Paz県の予算は、鉱業ロイヤルティ収入に大きく依存するが、前2者で減収となっている。亜鉛、銀及び鉛の輸出額が減少したPotosi県は、前年同期比21%減の15.5百万US$。亜鉛、錫及び銀の価格低下により、Oruro県は、前年同期比46%減の2.4百万US$。Santa Cruz県では、銅及び金の不振により43.1%減の1.1百万US$。Cochabamba県は、重晶石、金、鉛やタングステンの減産の影響を受け、前年同期比35.9%減の28万US$。

一方、金販売量が増加したLa Paz県は、前年同期比17.8%増の5.1百万US$。Beni県も前年同期比85.8%増の1.3百万US$。Chuquisaca県も84.5%増の14万US$。2015年通年の鉱業ロイヤルティ収入は、前年の162.6百万US$から23.6%減の124.2百万US$だった。企業種別では、民間企業が19.9百万US$で鉱業ロイヤルティ収入全体の77%を占め、残りが3.8百万US$(15%)の共同組合と2.1百万US$(8%)の国営企業(鉱産物生産量では73.8%が国営企業)。2016年第1四半期の鉱産物輸出額は、前年同期比10.6%減だった。

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