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ニュース・フラッシュ

鉱種:
鉄鉱石
2016年8月9日 シドニー 山下宜範

豪:Rio Tinto、Silvergrass鉄鉱石鉱山の拡張を承認

2016年8月2日、Rio Tintoは、WA州のPilbaraにおけるSilvergrass鉄鉱石鉱山の開発(拡張)の実施を承認したと発表した。今後、3億3,800万US$を投じて同鉱山の開発を行う。同社によれば、この事業の内部収益率(IRR)は100%を超え、投資回収期間は3年以内である。同社は、同鉱山は高品質かつ低コストでの成長をもたらす最も価値あるプロジェクトの一つだとしている。

地元紙によれば、Silvergrass鉱山の開発は、当初は2013年に事業費20億US$にて実施することを承認する予定であったが、その後、幾度か見直しが行われた。2015年に同鉱山の開発は2つに分割され、第1フェーズは「Nammuldi Incremental Tonnesプロジェクト」として生産が開始された。また1億4,200万US$を投じて鉱山開発と共に運搬用の道路の建設も実施されてきた。

今回の同鉱山の開発はRio Tintoが最終的な目標とする3億6,000万t/年の鉄鉱石の出荷に向けた重要なステップとなる。2016年末までにSilvergrassの第1フェーズの生産能力は1,000万t/年になることが見込まれ、2017年末には第2フェーズも合わせ、生産能力は計2,000万t/年に達することが見込まれている。

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