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ニュース・フラッシュ

2016年8月9日 ジャカルタ 山本耕次

フィリピン:DENR大臣が全小規模鉱山操業者に対し操業停止を要求

2016年8月8日付地元メディアによると、環境天然資源省(DENR)は小規模鉱山操業者に対し、操業を一時停止するよう命令を発した。DENRのLopez大臣はこの停止命令は、いわゆる「人民鉱区地域」(Minahang Bayan)外の小規模非合法鉱山に対してのものであり、直ちに操業を停止するか、さもなければ強制執行に直面することになると述べた。フィリピンの金の60%はこのような小規模鉱山から生産されている。

Lopez大臣はプレスの取材に対し、「生きていくのに金は必要ない。生存には金は必要不可欠なものではない」と述べた。大臣は、同氏が大規模な鉱山が所属する鉱山業界からの不満に対し対応を行っているが、小規模な非合法の鉱山に対しては存在を無視してきた。

DENR上級次官Leo Jasareno氏は、Lopez大臣の主張を踏襲し、Minahang Bayan外の小規模鉱山は改正共和国法第7076号あるいは1991年小規模鉱山法に違反していると述べた。

現在、フィリピン国内で300,000~400,000か所の小規模鉱山が存在しているが、そのほとんどがMinahang Bayan外のものであるとされている。

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