ニュース・フラッシュ
2016年8月19日
リマ
迫田昌敏
ペルー:Las Bambas鉱山とTia Mariaプロジェクト地域で住民らが反対活動
2016年8月16日付け地元紙によると、Apurimac州Cotabamba郡Tambobamba区のAllahua、Choquecca、Quehuira、Pumamacaコミュニティの住民らは、Las Bambas銅鉱山へのアクセス道を8月12日から占拠している。住民代表者によれば、同鉱山の所有者であるMMG社(本社豪州、中国Minmetals社傘下)は、コミュニティ内の土地に、本アクセス道を無断で建設し、土地の利用契約も存在せず、さらに、数か月にわたり粉じんの被害を受けているにも関わらず、補償を受けていないとし、コミュニティの土地に対する権利回復を主張している。同社は、銅精鉱を輸送するために代替ルートを使用している。
一方、Arequipa州Tambo渓谷では、住民らがTia Maria銅プロジェクトの中止や、漁業の振興、農業の産業化等を訴えたほか、Kuczynski大統領は、地域住民らの意思を尊重するとの公約に基づき、Tambo渓谷を訪れ、住民らと対話すべきだと主張した。
