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- 銅 ベースメタル
ペルー:Zijin社、Rio Blanco銅プロジェクト再開
2016年8月17日付け地元紙によると、Rio Blanco銅プロジェクト(Piura州)の権益45%を保有するオペレーターのZijin Mining社(本社中国福建省、紫金鉱業)は、地元Huancabamba地区とAyabaca地区の住民による反対運動で5年以上凍結されていた本プロジェクトについて、活動を再開すると発表した。同社が発表したスケジュールによると、2018年7月にFS結果の公表、2019年7月にEIA承認、2019年9月~2021年9月に鉱山建設、2021年末に試運転開始となっている。
同プロジェクトの権益関係者はZijin Mining社のほか、Tongling Nonferrous Metals社(本社安徽省、銅陵有色、35%)とアモイC&D社(20%)。以前のオペレーターMonterrico Metals社による2007年時点のFSでは、鉱物資源量1,257百万t、平均銅品位0.57%、平均モリブデン品位228ppmとされ、平均年産銅量191,000t、パイプラインの建設を含む投資総額1,500百万US$が想定されていた。これから検討するFSでは、パイプライン建設は無く、港までの200㎞の道路輸送を前提に、その後のコストアップが加味され、総設備投資額は2,514百万US$になる見込みである。
