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- 金 ベースメタル
エクアドル:Río Blanco金プロジェクト建設開始
2016年8月12日付け地元紙によると、8月11日、Jorge Glas副大統領は、Río Blanco金プロジェクト(Azuay県)現場の坑口予定地において、最初のボーリングに立ち会い、同プロジェクトの建設開始を宣言した。
同プロジェクトは、政府が指定する5つの戦略的鉱山開発プロジェクトのひとつで、中国企業Junefield社によって進められている。同プロジェクトのターゲットは、金0.6百万oz(約19t)と銀4.3百万oz(約134t)で、粗鉱処理量は800tpdと見込まれている。マインライフ11年間の国庫収入の推定額は合計191.49百万US$(内訳は、ロイヤルティ24.59百万US$、利益配当金67.64百万US$、法人所得税84.32百万US$、送金税14.95百万US$)。現在の直接雇用150名に加え、鉱山建設期間は約400名が、生産期間は約220名が直接雇用される見込み。
一方、Junefield社の調査結果をもとに、水源の汚染はないとして、同プロジェクトのEIAを承認した政府環境省の決定に対し、8月15日、Cuenca市長及び市議会議員15名の内の9議員は、開発側の一方的評価で、汚染を起こさない証明にはならないとして、同市がCuenca大学に依頼している半年後の地質調査の結果が出るまで、同プロジェクト中止を政府に申し入れた。