ニュース・フラッシュ
2016年8月30日
シドニー
山下宜範
豪:South32社、2015/16年度決算。純損失を計上するも初の配当実施
2016年8月25日、South32社は2015/16年度の決算を発表した。16億1,500万US$の純損失を計上したが、利払い及び税引き前利益(EBIT)は3億5,600万US$、フリーキャッシュフローは5億9,700万A$、ネットのキャッシュポジションは3億1,200万US$となった。同社は2015年5月にBHP Billitonから分離して設立され、2015/16年度においては、1株あたり1US¢の初めての配当を行うこととした。
なお、地元紙によれば、Graham Kerr CEOは、同社は既存の資産の価値の最大化を図ることに重点を置くと述べ、また、今後2年間においては大規模なプロジェクトの開発は行わないものの、資産買収の機会を探っていくと述べている。
