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ニュース・フラッシュ

2016年9月8日 バンクーバー 山路法宏

加:De Beers社、NW準州Gahcho Kuéダイヤモンド鉱山の経済効果を67億C$と試算

2016年9月7日、ダイヤモンド生産大手のDe Beers社は、同社のカナダでの活動に伴う社会経済的効果に関するレポート「Socio-Economic Impact Report:De Beers in Canada」を発表し、NW準州のGahcho Kuéダイヤモンド鉱山によって、今後カナダ経済に67億C$もの経済効果を与えるとの試算結果を発表した。
同鉱山で2006年から2015年までの10年間に行った10億C$の投資により、既にNW準州において4.4億C$の経済効果を与えたほか、2015年にはNW準州の採取産業の10%以上に当たる2,700名以上の雇用を創出したと説明している。また、同社のカナダ全体での活動としても、産業別の付加価値(Gross Value Added:GVA)で70億C$以上の押し上げ効果、40億C$の外貨獲得、先住民族の11のコミュニティとの間で総額55百万C$となる影響と利益分配に関する協定(Impact Benefit Agreements)の締結、1961年以降の半世紀にわたる7.5億C$の探鉱投資等、カナダ経済に大きく貢献してきたことをアピールしている。
Gahcho Kué鉱山は、Mountain Province Diamond社とのJV(De Beers社51%)により現在開発が進められており、2016年後半の生産開始が見込まれている。

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