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- 鉱種:
- 銀 ベースメタル
ペルー:Bear Creek Mininig社、Santa Ana銀プロジェクトの鉱業権取消問題でヒアリング開始
2016年9月7日、Bear Creek Mininig社(本社バンクーバー)が、Santa Ana銀プロジェクト(Puno州)の鉱業権取消問題を巡り、国連の国際投資紛争解決センター(ICSID)にペルー政府を相手取って提訴していた仲裁裁判において、同社に対するヒアリングが開始されたと発表した。
9月14日までのヒアリング終了後、裁定審理が始まり、2017年下半期に裁定が下る見込みである。同プロジェクトは、2004年から同社によって進められ、2006~2007年に採掘権付与、2011年2月にEIAが地元Huacullani地区に提示された。これに対し、「Propuesta Ciudadana」と名付けられたアイマラ族を中心とする市民団体が、河川及びTiticaca湖の汚染の恐れを理由に開発に反対して暴力的な抗議活動を続けた結果、2011年6月、鉱業権が取り消された。SNL社データによると、同プロジェクトの2010年10月時点の鉱物資源量は約123百万t(平均銀品位約41.4g/t、平均鉛品位約0.32%、平均亜鉛品位約0.52%)。