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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2016年9月11日 メキシコ 森元英樹

メキシコ:2016年第2四半期の金鉱山キャッシュコストランキング

2016年9月7日付け業界紙等によると、2016年第2四半期、メキシコ国内19金鉱山のうち対前年同期比でキャッシュコストの下げた鉱山は12鉱山であった。

<キャッシュコスト500US$/oz未満は以下のとおり>

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La Cienega多金属鉱山(Fresnillo社):鉛亜鉛の副産物が低コスト化に寄与し、前年同期の+297US$/ozから-122US$/ozへと大幅に低下した。

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El Aguila鉱山(加Gold Resources社):粗鉱品位向上とその処理量増加により、前年同期の533US$/ozから317US$/ozへと低下した。

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Pinos Altos鉱山、La India鉱山は、それぞれ前年同期の384US$/ozから348US$/oz、410US$/ozから381US$/ozへと低下、Crestón Mascota鉱山(加Agnico Eagles Mines社)は、402US$/ozから469US$/ozへと上昇した。それらの肯定的な要因は、US$に対するペソ下落があり、Crestón Mascota鉱山は生産減の影響、La India鉱山は増産している。

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El Gallo鉱山(加McEwen Mining社):粗鉱品位の低下により、前年同期351US$/ozから465US$/ozへと上昇した。

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La Herradura鉱山(Fresnillo 社):490US$/ozから485US$/ozとなりほぼ前年並みをキープした。

<キャッシュコスト500US$/ozから800US$/oz未満の鉱山は以下のとおり>

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El Limón-Guaje鉱山(加Torex Gold resouces社):今期商業生産を開始した鉱山で同コストは571US$/ozとなった。

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San Francisco鉱山(加Timmins Gold社):剥土減少と生産量増加により、前年同期の968US$/ozから681US$/ozへと大幅に減少させた。

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La Colorada鉱山(加Argonaut Gold社):古いリーチパットの回収率低低下に基づく生産コスト高により598US$/ozから681US$/ozへとアップした。

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Los Filos鉱山(加Goldcorp社):919US$/ozから704US$/ozへと低下。

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Alamos Gold社(2の鉱山を操業):Mulatos鉱山の粗鉱品位向上、同処理量増加及びディーゼルコスト減に基づく操業コスト減により、861US$/ozから757US$/ozへと低下。

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Mercedes鉱山(Yamana Gold社):生産増により1,033US$/ozから720US$/ozへと低下した。

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Noche Buena鉱山(Fresnillo社):粗鉱品位アップ等により898US$/ozから757US$/ozへと低下。

<キャッシュコスト800US$/oz以上の鉱山は以下のとおり>

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San Dimas鉱山(加Primero Mining社):608US$/ozから843US$/ozへと上昇。

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El Castillo鉱山(Argonaut Gold社):907US$/ozから882US$/ozへと低下。

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Cerro San Pedro鉱山(加New Gold社):879US$/ozから898US$/ozへと上昇。

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Chanate鉱山(Alamos Gold社):621US$/ozから907US$/ozへと上昇。

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Peñasquito鉱山(加Goldcorp社):粗鉱品位低下と浮遊選鉱プラント設備のメンテナンスによる10日間の操業一時停止の再起動の問題等により、-194US$/ozから1,757US$/ozへと大幅に上昇した。

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