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- 金 銅 ベースメタル
加:Seabridge社、BC州KSM銅・金プロジェクトの最新のPFS結果を発表
2016日9月19日、加Seabridge Gold Inc.(以下、Seabridge社)はBC州のKSM銅・金プロジェクトに関する最新の予備的FS(PFS)の結果を発表した。前回2012年に発表したPFSと比べて、金の生産コストは価格低迷による銅クレジットの減少から673US$/ozと13%上昇したが、初期投資コストは約12%低い50億US$となり、過去3年間の平均金属価格をベースケースとして算出した経済性評価は、税引き後でNPVが15億US$(割引率5%)、IRRが8%となった。KSMプロジェクトは、現時点で鉱量22億t、平均品位が金0.55g/t、銅0.21%、銀2.6g/tの確定及び推定埋蔵量が確認されており、53年におよぶマインライフの平均年間生産量が金540千oz(16.8t)、銅156百万lbs(70,760t)、銀2.2百万oz(68.4t)となっている。
なお、今回のPFSには近年新たに発見したDeep Kerr鉱床やIron Cap Lower Zone鉱床は含まれておらず、本プロジェクトの経済性が更に向上すると期待されている。Seabridge社はNI43-101技術レポートの一部となる予備的経済性評価(PEA)としてそれらの鉱床も統合した分析を行っており、近くPEA水準の分析結果を公表するとしている。