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ニュース・フラッシュ

2016年9月21日 バンクーバー 山路法宏

加:Taseko社、BC州Gibraltar鉱山の北西で新たな高品位鉱化帯を確認

2016日9月20日、加Taseko Mines Limited(以下、Taseko社)はBC州Gibraltar銅・金・銀鉱山の拡張ピットの北西周辺で実施したボーリングコアを分析した結果、新たな高品位銅鉱化帯を発見したと発表した。

同ボーリングは1992年のボーリング3孔で確認されていた鉱化帯の幅を確かめるために2015年に1,200ft(366m)の掘進長で実施されたもので、地表下577ft(176m)から510ft(155m)間で平均銅品位0.38%の鉱化帯を捕捉した。また、1992年のボーリングでは分析されていなかった金も510ft間で0.04g/tの平均品位が確認されたため、銅換算品位は0.42%となった。当該鉱化帯には50ft(15m)で0.71%や40ft(12m)で0.72%等の高品位部も含まれている。同社は当該分析結果を受けて、今回の発表に先立ちGibraltar鉱山の鉱区の北西の地域で新たに鉱区を取得したことを発表していた。

Gibraltar鉱山はTaseko社75%、日本企業3社(双日50%、DOWA25%、古河機械金属25%)のJV会社Cariboo Copper社25%のJVで操業されており、2014年末時点の確定及び推定埋蔵量が鉱量約7.5億tで銅0.256%、モリブデン0.008%となっている。今回の結果により北西方向に銅品位が上昇していることや新たに副産物として金が確認されたことから、埋蔵量及び資源量の銅換算品位の増加が期待されている。Taseko社は、新たな鉱化帯についてはまだその中心を発見していないと考えおり、今後も継続して約15,000ft(4,572m)のボーリングを実施する予定。

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