豪：鉱物資源探鉱費、資源価格の上昇に伴い2016年4～6月期は前期比16％増加に転じる

2016年9月22日、豪州地元紙は2年以上も下降が続いていた鉱物資源探鉱費の支出額が2016年4～6月期は418,000A$となり、上昇に転じたことを報じた。1～3月期に支出された360,000A$の探鉱費と比較して16％の増加となった。

BDO会計事務所は豪州株式市場に上場している713社のジュニア企業が4～6月期に支出した探鉱費の中間値が前四半期の91,000A$から115,000A$に増加していると報告している。同会計事務所は資源価格の上昇に伴い、ジュニア企業に対する投資が増加していることが背景にあると説明している。

ジュニア企業に対して投資された資金は9億4,600万A$に上っている。1～3月期には7社しか1,000万A$以上の資金調達を行っていなかったが、4～6月期は33社に増加している。金とリチウムの探鉱を行っているジュニア企業に対しての投資が特に活発となっている。次の四半期で探鉱費の支出と投資の増加が続くかによって今後の傾向が決定づけられると同会計事務所は報告している。