メキシコ：2016年第2四半期の零細銀鉱山の全維持コスト（AISC）改善傾向

2016年9月26日付け業界紙等によると、メキシコ零細銀鉱山の全維持コスト（AISC）は、大企業に比して削減スピードが遅れているものの改善傾向にある。6つの零細鉱山（カナダ資本で四半期の生産量が60万oz以下の鉱山）の2016年第2四半期のAISCは対前年同期比12.4％減の12.85US$/ozであった。中南米の大規模な銀鉱山のAISCが10.35US$/ozであり、改善の余地は残されている。6社中、最もAISCが低かったのは、加Great Panther Silver社の7.19US$/ozであった。同社は、Topia鉱山、San Ignacio鉱山を保有し、Fresnillo社と共同で事業を進めており、同時に生産される金市況の価格改善もあり2015年第2四半期12.54US$/ozから43％、AISCを改善させた。なお、同社は2016年の年間AISCを12～14US$/ozと予測している。

その他の社のAISCは、GoGold Resources社：10.14US$/oz、Avino Silver and Gold社：11.27US$/oz、Santacruz Silver社：14.60US$/oz、Americas Silver社：14,62US$/oz、Excellon Resources社：19,27US$/ozという結果になった。