チリ：環境監督庁がSierra Gorda銅―モリブデン鉱山の環境規制順守のための改善計画を承認

2016年9月28日付けメディア報道によると、2016年3月に環境監督庁（SMA：Superintendencia del Medio Ambiente）により指摘されたSierra Gorda銅―モリブデン鉱山の9件の環境規制違反に対して同鉱山が提出していた改善計画について、9月27日に環境監督庁が承認した模様。
本計画への投資額は1,900万US$と見込まれ、環境規制順守のための改善に要する費用としては過去最高額となる可能性がある。改善計画は、尾鉱ダムに雨水が流れこまないように排水路を設置、粉塵発生を抑制するために周辺道路を舗装、大気測定レポートの作成、海水淡水化プラントの造水能力増加、周辺の野鳥保護対策導入、および尾鉱ダムの運用適正化に係る環境影響評価調査からなる。