閉じる

ニュース・フラッシュ

2016年10月5日 モスクワ 黒須利彦

ロシア:Russian Platinum社、タイムィル半島の金属生産プロジェクト向け、資金調達をズベルバンクと交渉開始

2016年9月27日付の現地報道等によると、Russian Platinum社は、Chernogorsk鉱業会社の発展とNorilsk-1鉱床南部開発に向け、13~15億US$の資金調達に関するロシア開発対外経済銀行(VEB)との交渉(2015年11月に協力覚書を調印)を終えていない中で、ズベルバンクと10億US$超の融資交渉を開始した。
Russian Platinum社は、可能な資金調達の規模によって、上記プロジェクトを同時進行か順次進行で行うかを決定する。同時開発の場合、2017年からChernogorsk鉱床で鉱石900万t、2019年からNorilsk-1鉱床で富鉱300万tの採掘を行う。順次操業の場合、Norilsk-1鉱床の開発開始は2023年となる。
なお、両鉱床の予定年産量は、ニッケル7,000~9,000t、銅1万3,000~1万6,000t、プラチナ19万2,900oz、パラジウム38万5,800~41万7,950oz、金1万6,075ozとされている。

ページトップへ