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ニュース・フラッシュ

2016年10月7日 リマ 迫田昌敏

ペルー:La Oroya精錬所、2017年第1四半期に国際入札

2016年10月6日付け地元紙によると、Doe Run Peru社資産の清算・入札プロセスを管理するDirige社は、2017年第1四半期に同社資産の国際入札を実施する可能性を示した。

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同社のPaul Peschiera社長は、10月11日の債権者会議に売却計画を提示する見通しを明らかにした一方、La Oroya精錬所とCobriza銅鉱山の双方を同時に売却できるかは保証できないが、債権者会議が別々の入札を許可しない限り、両者セットでの入札を提示し続けると述べた。さらに、両資産の売却によって少なくとも100百万US$が回収できるとの見通しを示した。

落札した投資家は、La Oroya精錬所における銅精錬施設の近代化に別途700百万US$を投資する義務を負うことになる。債権者会議の労働者代表Luis Castillo氏は、入札に関心を持っている投資家は9社あるらしいが、特定されているのは中国EETACグループの関連企業Creenovo社だけだと述べた。

現在、La Oroya精錬所の亜鉛処理プロセスとCobriza銅鉱山で900人超の労働者が働いているが、残りの1,270人の労働者は無給のレイオフ状態にある。労働者たちは10月11日以降、売却プロセスの促進、操業再開、労働者の継続雇用を求めて無期限ストライキに入ることを発表した。

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